ぷるっとした独特の食感が特徴的で、高級美容食材として親しまれています。
古くから漢方薬として使用されてきたほか、美肌や免疫力向上などその効果効能から珍重されてきました。

アナツバメとは

アナツバメ（穴燕）は、アマツバメ目アマツバメ科アナツバメ族の総称で約33種類がいます。
主に東南アジアやオーストラリアなどの島や海岸に分布しており、最大の生息地はボルネオの大鍾乳洞群地帯です。
日本には夏鳥として渡来するので、どこかで見かけた方もいるかもしれませんね。
アナツバメは飛ぶことに特化しており、飛びながら睡眠をとるほど一生をほぼ空中で過ごします。

アナツバメの巣に含まれる成分と効果

ツバメの巣は燕窩（えんか）とも呼ばれ、主に燕の唾液腺から分泌される分泌物で作られています。
巣の色は品質グレードに関係しており、白（ベージュ）・黄色・オレンジ・赤などがあります。
主成分はタンパク質と多糖類が結合したムチンで、糖鎖の一種であるシアル酸を多く含んでいます。
また、上皮成長因子（EGF）や繊維芽細胞成長因子（FGF）様のサイトカイン、様々なアミノ酸、も含まれています。

ツバメの巣に含まれるプロテインは、肌のハリや弾力を保つサポートをしてくれます。
また、コラーゲンも豊富に含まれており、肌の水分保持力を高めてくれることからシワやたるみ改善に効果的です。

アナツバメの巣の摂取方法

高級食材であるツバメの巣の入手方法は、専門店や通販での購入になります。
乾燥したツバメの巣の戻し方は、水に数時間～一晩浸すかお湯で柔らかくしましょう。
その後、ピンセットなどで丁寧に羽毛やゴミなどを除去してください。
戻したツバメの巣はほぼ味がないので、そのまま食べることができます。
また、スープの具などの様々な料理やデザートの素材などにも活用できます。
手軽に補給した方には、ツバメの巣成分を配合したサプリメントもおすすめです。

希少性が高く、世界三大美人の楊貴妃も好んで食したと言われるツバメの巣。